第6回 「ヘアメイクとしての私」

先日、

アパレルブランド【 tactor 】のデザイナーである山本奈由子さん、

フォトグラファーの縣美千子さんと作品撮りをしました。

奈由子さんとは6年前に友人づてで知り合い、アパレルと化粧品とでジャンルは異なれども、

自分のブランドで挑戦をしていく情熱を持つ女性という共通点から、親しくさせて頂いています。

美千子さんとはこの作品撮りの際に初めてお会いしたのですが、

彼女の撮る世界観、色相や彩度がとても美しく、

これをきっかけとしてfucicaのInstagram写真の撮影をして頂いています。

今回、作品撮りをすることになったきっかけは、

「船に乗りたい人、いませんか?(メイクできる人)」

と、奈由子さんが謎のストーリーをInstagramに投稿されていたからです。笑

私は船が大好きなので、すぐに連絡をして概要をお伺いし、二つ返事で参加することになりました。

「日常を切りとる」をテーマに、

ゲストハウスやカフェ、船上で撮影をし、あっという間に1日が終わっていました。

休日のゆったりとした中で、少し憂いを帯び、物思いにふけ、

自分を見つめ直す大切な時間をイメージ。

いつものルーティーンメイクではなく、

ずっとつけてみたかった色にチャレンジしてみて

「本当はドキドキしてる。」というテーマで化粧をしました。

化粧って誰のためでもない、自分のために纏うものだと最近思うことが多くなりました。

いつも人に化粧をするとき、その人その人、

歩んで来た人生が醸し出す色のようなものを感じています。

ファッションやアクセサリーなど身につけるものだけではなく、

肌の状態、しわのある場所や数、目の配り方、声色、表情の癖などから、

その人の美しさを最大限引き出すことが化粧の本質だと思っています。

人は皆、何かにとらわれて生きていますよね、良くも悪くも。

自分で生んだfucicaは分身とも呼べるのですが、

そこにとらわれるのではなくYUKO自身があえて距離を置いて、

時折お互いを俯瞰して見ることが必要だと思っています。

そのときに素敵な発見ができるとも。

今回の作品撮りは、fucicaとしてではなく

【YUKO】として参加することにとても意義がありました。

改めて、素敵な作品撮りに参加させていただけたことを、とても感謝しています。

また新しい発見と素敵な出会いができ、fucicaの成長にもつながる経験ができました。

これからも、どんどん挑戦していきます。

YUKO.

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